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ソーシャルワーカーの難しさ、悩み

薄田:ソーシャルワーカーの仕事について教えてもらえますか?
専門性が高い仕事なんだろうなぁと個人的には思ってますがいろいろな現場での思いを教えてください。

田嶋:まず、一般的な相談と専門的な相談の差がないとスペシャリストじゃないでしょ。相談業務の専門性って軽く視られてると僕は思いますね。SWは相談に来た方に対してすぐに結論を出すのではなく、生活背景とか心理面とか色々考慮しながら対応しなければなりません。経済的な課題を抱える場合(と、相談があったとき)生活保護等制度の説明だけではその人の自立性にはつながらないんです。
それぞれのケースにより相談者の真の課題、能力を評価しアプローチをプランニングし解決に向かう強さを引き出し生活の質を高めていく支援が大切です。自分の知ってる事を言うだけではある意味制度に精通していれば誰でもできる話なので、ソーシャルワーカーとして一般的な相談と差別化を図り、専門性を確立していく必要があると思います。
どうして支援やサービスが必要なのかというのを一緒に考えないと。

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障がいは個性なの?

薄田:今まで、支援することに話してもらいましたが、少し視点を変えてお話を聞きたいのですが。
障害って個性ですかね?
差別されてきた側からしたら個性と言ってもらえると安心するというか。ただ、周りからはそれは個性なのってのはあると思いますけど。。。
どう思いますか?

田嶋:僕は障がいは個性とは思わない。障がいは障がいと思ってますけどね。
というのは、あなたの障がいは個性ですよって言われたら、なんで?そういった人格と違うよと思うし。
逆に障がいのある方は障がいという部分は自覚してほしいなと思うんですよ。
今資本主義の世の中ですよね、そしたら生産とか合理性とかが要求されますね。そういった中で生きていくには、障がいをカバーする能力を身に付けないと世の中生きていけないと思っていました。
でも、それが無理な人もいますよね。僕は片意地はって経済的自立をしないと考えていたのですが、福祉の仕事を通じて自立ってそんなもんじゃないし、自分自身が効率性の考えに支配されていたことを学びました。だから、たとえ障がい年金での生活も有りじゃないかと思えるようになりました。
でも就労支援等の工賃は安すぎます。100%のうち10%しかできない人でも10が100%だったら100%の賃金は払うような社会制度をつくってほしいんです。
ダムや道路工事を途中で止めたりわけのわからない無駄な税金を使うなら最低賃金の保障に充てられるのではと思います。
生産量とか効率性とか無視したところでちゃんとした生活ができるという保障があれば親にしても自分たちが死んだらこの子はどうするんだとか考えなくても済むのでは。
本当に安心して暮らせる世の中にならないかなとつくづく思いますね。

薄田:わかりました。工賃のお話も記事なかにアップします。

田嶋:適当に言いたいことだけ言いましたけど(笑)
僕の話長くてね、「思い」ばっかあるもんやけんね(笑)
でも皆さんよく頑張ってやってるなと思いますけどね。

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私が強く思うこと

薄田:最後になりましたがこのインタビューのまとめに一言お願いします!

田嶋:そうですね。障がい者について話したので、最後も障がい者について、障がい者だけ特別だって自分たちの意識にならない事だと思います。どうしてもそっちになっちゃうんですよね。
だから、社会が悪いとかよく言うと思うんですけど、もう社会が悪いのは前提なんですよ、前提なのでそれに立ち向かう自分たちの力を付けていかないといけない。
自分の中で障がい者と健常者を分けてはいけないよって思いますけどね。
じゃないと障がい者としての視野しか物事が見えなくなるというのはやばいんではないか思うし、もうちょっと交流っていうのができると一般の方も受け入れやすいんではないかなと思いますね。
まだまだやっぱ社会難しいですよ。僕なんかが都町で友達なんかと酒飲みに行くとすれ違い様になんで障がい者がなんでこんなとこで酒飲みよんのとか言う奴がまだ居るのよ。
もうカーっとして喧嘩しようかなとおもうんやけど、それまた荒立て意味がないって我慢するけど、やっぱなんやかんや言ったってまだ世の中こんなもんですわね。
それに負けてはいかんと思いますよ。

薄田:最後に熱いメッセージありがとうございました!
そういう声を発信する場に僕らもなれればと思うので今後ともよろしくお願いします。本日は本当にありがとうございました。